キノコが美容とダイエットに最適な６つの理由

実りの秋、食欲の秋。秋に旬を迎える野菜の中から、今回はキノコのパワーについてお伝えします。 キノコは栽培ものが多いため年中買うことができますが、天然のキノコを味わうことができる秋は、キノコを存分に味わいたいですね。

キノコは美味しいだけではなく、美容とダイエットにも最適な食材なのです。その理由はキノコに含まれる栄養素。美容とダイエットに注目したい6つの栄養素が最適な食材である理由です。この記事ではまず6つの栄養素について紹介し、なぜそれが良いのかについて解説します。

１．キノコには美容に欠かせない栄養素がたっぷり含まれている

キノコは年中手に入り、しかも安価。いろんな料理にも使えるので、美容食として積極的に食べてもらいたい食材です。まずはキノコに含まれる栄養素について、解説します。

（１）美肌の維持に必要なビタミンB群が豊富
キノコはビタミンやミネラルが豊富な食材で、特にビタミンB群が多く含まれています。 ビタミンB1は糖質の代謝に必要な栄養素で、疲労回復によいといわれています。ビタミンB2は細胞の再生に必要とされる栄養素で、美容では肌のターンオーバーを助けます。

（２）食物繊維が豊富で腸の働きを整える
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があり、キノコには両方の食物繊維がたっぷり含まれています。 水溶性食物繊維は、腸内でゲル状になりコレステロールや脂肪の吸収を妨げるので、ダイエット食に向いています。不溶性食物繊維は腸壁を刺激し、腸の活動を活発にします。便秘気味の人にはキノコがおすすめです。

（３）ミネラルの中でもカリウムが豊富
食事で塩分を摂りすぎるとむくみの原因になりますが、キノコにはカリウムが豊富に含まれていて、むくみを解消してくれます。足や顔がむくみやすい女性はキノコを摂るようにしましょう。

（４）ビタミンDはカルシウムが不足しがちな女性に！ キノコにはエルゴステロールが含まれていて、紫外線を浴びるとビタミンDに変わります。干しシイタケは天日で干すため、ビタミンDの含有量が多くなります。ビタミンDはカルシウムの吸収を高める働きがあるので、カルシウムが不足しがちな女性に必要な食材です。

（５）オルニチンはダイエットの味方
オルニチンはアミノ酸の一種で、脂肪燃焼や新陳代謝を高める働きがあります。また脂肪吸収をおさえ、中性脂肪を減らす作用もあるので、ダイエットをサポートしてくれる心強い味方です。

（６）キノコキトサンで肌もきれいに
キノコキトサンとは、キノコ由来のキトサンのことを指し、不溶性食物繊維の一種です。 キノコキトサンは脂肪の吸収を妨げる効果があります。炎症を抑える作用があり、ニキビの炎症を鎮める効果が期待できそうです。

２．ダイエットと肌の状態を整えてくれるキノコ

キノコは９割ほどが水分でできており、タンパク質や脂肪はほとんど含まれず、ビタミンやミネラル、食物繊維で構成されており低カロリーの食品です。 そのためダイエットには欠かせない食品といえます。

キノコはビタミンB群が豊富なので、肌トラブルがあるときにもおすすめです。特に肌の再生を助けるビタミンB2の働きで、肌荒れや肌のくすみ解消が期待できるでしょう。

キノコに含まれる食物繊維が腸の働きを整えてくれますが、腸は栄養を吸収し、 不要な物質を排泄する器官なので、腸の働きが悪いと全身に影響が現れます。腸がきれいだと、肌の調子もよくなります。

ミネラルも多く、特にむくみを解消してくれるカリウムが豊富なので、足や顔などのむくみに悩む方はキノコを積極的に摂るようにするとよいでしょう。

３．保存がきくキノコを食卓に並ぶ料理の常連に

キノコは冷凍したり乾燥したりして長期保存できる種類のキノコもあるので、常に常備しておきたい食材です。 日常的にキノコを摂取するためには、気合を入れて新しいレシピを習得するのもよいですが、長続きすることが重要なので、いつも作る料理に加えるのがベストです。

例えばお味噌汁の具に使う、カレーや焼肉などよく作ることのある料理の具材として使うなどするとよいでしょう。

４．美は苦労して手に入れるというより、毎日の習慣が作る

美しさを保つには、一時の努力だけでは足りません。継続することが必要です。そのためにはがんばらないとできないことをするよりも、毎日の習慣に取り入れられるようなことがベストです。

キノコは高価な食材ではなく、年中手に入れることができ、味もほのかな香りがある程度なので、様々なお料理に使うことができます。干したり冷凍したりして長期保存ができるしいたけなどは、家庭に常備できるので重宝します。

日本はキノコの種類も豊富で飽きがこないので、毎日少しのキノコを食事に取り入れ、肌と身体のコンディションを整えるために活用しましょう。