まっつん
2020年12月18日
タンパク質・カルシウムが豊富なチーズを目的に合わせて食べ分けしよう!
ピザやおつまみ、パスタやカプレーゼなど、チーズって美味しいですよね。
タンパク質やカルシウムが豊富なので、女性にうれしい成分も入って美容やダイエットにも重宝する食材です。
でも、モッツァレラチーズやプロセスチーズなどチーズの種類はたくさん。
「ダイエット中に食べても太りにくいチーズってあるの?」「間食にはどのくらい食べられるんだろう?」とどれを選べばよいか迷いますよね。
また、妊婦さんや高齢者は避けた方がいいチーズがあるって知ってましたか?
今回は、チーズの種類と目的に合わせたチーズの食べ方についてのお話です。
チーズの栄養価は牛乳の10倍!
チーズは生乳の中のタンパク質を凝固させて水分を絞り出して作られ、1Lの生乳から約100gのチーズができます。
牛乳200mlに含まれる栄養が、チーズ20g(6Pチーズの1Pほど)にギュッと濃縮されているので、たんぱく質やカルシウムを効率的に摂取できます。
昔、咳込んだだけで肋骨にヒビが入った私。カルシウム不足といわれましたが、牛乳を飲むとお腹が痛くなるので飲めない…。でもチーズならいくらでも食べられる。
それは、お腹ゴロゴロ原因の「乳糖」がチーズ製造過程で大幅に減るからだと言われています。
他にも健康的な皮膚や髪を作るビタミンA・B2も含まれていて、美肌作りにもおすすめ。
低GI商品で糖質も少ないので、糖質制限中の方でも食べやすいですよ。
ダイエット・筋トレ中の方におすすめなのはナチュラルチーズ
チーズには、生乳を発酵・熟成させたナチュラルチーズと、その後発熱処理を加えたプロセスチーズの2つに分類されます。
生乳を乳酸菌やカビで発酵させたものをフレッシュチーズといい、クリームチーズやモッツァレラチーズ、カッテージチーズが該当します。水分が多くほんのり酸味があってクセが少なく食べやすいのが特徴です。
それらを熟成させたものが、カマンベールチーズやブルーチーズです。
どちらも熱処理を行っていないので、乳酸菌を生きたまま摂取できます。
※注意
加熱処理していないナチュラルチーズは、「リステリア菌」に汚染されている可能性があるため、免疫力が落ちている妊婦さんやお年寄りは注意が必要です。
感染すると悪寒や発熱といった症状のほか、髄膜炎を発症する恐れも。
チーズを75℃で1分加熱すれば、菌は死滅するので食べられるようになります。
食べやすく保存もきくプロセスチーズ
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱処理して保存性を高めたもの。
ブロック状やスライス状に小分けされ、塩分が添加されているので長期間保存できます。
プロセスチーズのほか料理に使われるパルメザンチーズやチェダーチーズが代表的ですね。
一般的に、長く熟成させて水分量が少ないためその分栄養が凝縮されて高カロリーになりがち。1日約20g(6Pチーズのうち1P)を目安に摂取するようにしましょう。
ダイエット中の方は食べ過ぎに注意ですが、少食で栄養不足が気になる方やお子さんのおやつにおすすめです。
料理におつまみにおやつにと、おいしく役立つチーズ。栄養価も高いので積極的に摂取したい食材ですが『チーズだけダイエット』など、チーズだけに頼るのはNGです。
他の食材と合わせて、チーズで栄養を補うイメージで活用できるといいですね。