PROMO STAFF
2020年11月23日
乾燥に負けない肌作り
暑い夏が過ぎ、過ごしやすい気候になる秋。さらっと肌を撫でていく爽やかな風にあたると気持ちがいいですね。
でもカラッと爽やかな風は肌の水分も奪っていく可能性があるので、肌の乾燥対策が必要です。
肌は乾燥してしまってからケアしても、回復までに時間を要します。適切なケアができなけば、乾燥した肌はさらに乾きやすくなっているので乾燥がひどくなる危険性もあります。
だから乾燥をしっかり予防することが大事です。
今回は乾燥した空気に、肌の水分を持っていかれないための肌作りについて解説します。
1.爽やかな風にうるおいを渡さない肌作りとは
カラッと乾いた風が吹くと、気持ちがいいですね。でもきちんと乾燥対策をしていないと、冬が来る頃には乾燥でゴワゴワな肌になっているかもしれません。
そうならないために、今から乾燥に負けない肌作りをしましょう。
爽やかな風は湿気が少なく、肌を撫でていく時に肌の水分も一緒に持っていってしまいます。ここで乾いた風に水分を渡さないためには、角質表面の保護膜がしっかりできていなければなりません。
その強い保護膜をどのようなケアで作っていくか説明します。
2.乾燥した肌が回復するまでの道のり
保護膜が崩れて肌が乾燥してしまうと、元通りの肌と保護膜を取り戻すには時間がかかります。
特に肌は荒れた細胞が修復されるのではなく、新しい肌の細胞が基底膜で作られて角質層に上がってくるまでの時間が必要になります。
その間、肌表面は荒れた状態になっているので、人工的に保護膜を作ってあげなくてはなりません。その作り方が悪いと、乾燥が進行してしまう恐れがあります。
そのため乾燥する前からの保湿ケアが、とても大事なのです。
3.秋冬保湿ケアの基本
肌が最も乾燥の危機にさらされるのは、洗顔と入浴です。洗浄料は乾燥から肌を守ってくれる皮脂を洗い流してしまうからです。
どんなにマイルドな洗浄料でも、程度の差はあれ皮脂は洗い流されてしまいます。
皮脂を取り去った後の肌は非常に乾燥しやすくなっているので、洗顔や入浴後は一番に保湿をしてください。保湿の方法も大事ですが、まずはそれが一番大事です。
保湿の方法は化粧水や乳液などを十分量肌に塗布しますが、肌には皮溝と皮丘があり凸凹な作りになっているので、さっと塗っただけでは溝にまで保湿剤が行き渡らないので、しっかり肌に馴染んでいるかを確かめましょう。
通常のケアは、乳液やクリームなどの油分を含んだものを化粧水の後に塗るだけでよいのですが、
それでも肌につっぱり感があったり乾燥を感じたりする時には、人工的に肌表面にクリームよりも強力な保護膜を作らなくてはなりません。
クリームよりも強力な保護膜は、ワセリンで作ることができます。しかしワセリンはベタつきが強く、使用感は決してよいものではないので、塗布量を加減して薄く伸ばして使ってみてください。乾燥を感じている部分のみでよいです。
それでもワセリンのベタつきが気になる時は、塗った後にティッシュで軽く抑えるとベタつきが軽減します。
4.肌の機能を支えるビタミン
乾燥肌のケアは化粧品を使った外からのアプローチだけではなく、身体の内側からもアプローチすることで、もっと効率的に保湿ケアをすることができます。
(1)ビタミンB群は肌の調子を整える栄養素
ビタミンB群にはB1、B2、B6、B12の他、パントテン酸、ナイアシン、葉酸、ビオチンの8種類があります。中でもビタミンB2とB6は肌の新陳代謝を助けるので、
乾燥した肌の再生には必要な栄養素です。
ビタミンB2は青魚、卵、乳製品、アーモンドなど、ビタミンB6は豚肉、うなぎ、豆類、海苔などに多く含まれます。
(2)ビタミンAは肌のうるおいを守る栄養素
ビタミンAは肌や粘膜のうるおいを守り、防御機能を高めます。ビタミンAが不足すると、肌は乾燥を防ぐために皮脂を過剰に分泌し始めます。
インナードライ肌でお困りの方は、ビタミンA不足の可能性があります。
ビタミンAが多く含まれるのはうなぎ、人参、ほうれん草などです。
(3)ビタミンEは肌に栄養を運ぶサポートをする栄養素
ビタミンEは血行をよくする働きがあります。肌が健康を維持するためには栄養が必要ですが、その栄養を運ぶのは血液です。血液の流れが滞ると、肌荒れや乾燥などのトラブルが発生します。
ビタミンEが多く含まれるのはアボカド、カボチャ、ごまなどです。
5.内と外で乾燥から守る
肌にうるおいを補給するのは、化粧水などの化粧品だけではないことがわかっていただけたと思います。いずれか一方だけではなく、スキンケアと食事の両面から保湿ケアをすることで、相乗効果が期待できるでしょう。