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2021年02月19日
カチカチかかとを作らない!予防と対策
寒い季節になると、気づいたらかかとにひび割れができていたということはないですか? タイツや靴下が引っかかるし、ストッキングは電線するし。それだけではなく、ひどくなるとひび割れが深くなり痛みが出てくることもあります。 ひび割れが深くなると、細菌感染することもあります。放置していると深刻なトラブルに繋がるので、適切な対処が求められます。 この記事では、かかとが硬くなったりひび割れになる原因と対処法をまとめています。
1.寒くなるとかかとがカチカチになる原因
かかとが乾燥しやすい理由は、皮脂腺がないためです。足の裏には汗腺が多く、靴下・靴を履いていると、気づかない間にかなり汗をかいていることもあります。
皮脂腺がない足の裏は肌の水分を逃さない皮脂膜がないため、汗が蒸発する時に皮膚の水分も奪います。
このためかかとがカサカサになりやすいのです。
また足の裏は体重を支えなければならず、摩擦などの刺激にもさらされています。
特にかかとは足の裏の中でも歩く時に一番最初に着地するなど刺激が多い部分でもあります。このようなことから、かかとを保護するために他の部位よりも角質が厚くなっています。
角質の水分が奪われて乾燥がひどくなると角質がさらに肥厚しやすくなり、カチカチのかかとになっていきます。
2.毎日のかかとケア
おすすめのケア方法は、入浴後すぐに保湿クリームを塗ることです。お風呂に入るとかかとの角質が水分を含んで柔らかくなるので、すぐに保湿クリームを塗ることで水分蒸発を防ぎ、 柔軟性を保てるからです。保湿した後は、靴下などでカバーすることをおすすめします。保湿感が足りない時は、 保湿クリームを塗った後にワセリンでフタをするようにカバーすると保湿力がグッと上がります。
3.カチカチが改善しないときのケア
余分な角質はきちんと保湿ケアしていると次第に減って行きますが、なかなか改善が見られない時は、軽く角質を除去するのも一つの選択肢です。
軽石ややすりなど、かかとの角質を除去する商品がありますが、
使ったことのない人や肌が弱い人は角質ケア用のスクラブ入りクリームなどが良いかもしれません。
かかとの角質除去は、やりすぎに注意しましょう。かかとは他の部位よりも刺激が多いために角質を厚くして保護しています。
角質を取りすぎると皮膚の保護機能や保湿機能が低下してトラブルの元になります。また防御機能により、さらにかかとの角質肥厚が進む可能性もあります。
かかとの角質除去は控えめに行いましょう。
4.かかとの乾燥・ひび割れを予防するには
かかとがカチカチになったりひび割れたりすると、回復までにはかなりの時間を要します。
そのためすでに紹介した毎日のケアにプラスして、かかと乾燥予防の習慣を身に付けることをおすすめします。
ここに紹介する予防法3つは、かかとだけではなく手指など身体の末端部分も同じなので、手荒れしやすい人も「かかと」を「手指」に置き換えてお試しください。
(1)かかとを濡らしたまま放置しない
かかとが湿った状態・濡れた状態のまま放置すると、皮膚表面の水分が蒸発する時に角質ないの水分も一緒に奪われて、かかとが乾燥してしまいます。
かかとが一番乾燥しやすいのは、入浴後です。入浴直後のかかとの状態は角質が水分を吸収して、柔らかくなっているはずなので、
そのままにせず水滴をしっかり拭き取った後、保湿力の高いクリームで保湿し、その後ワセリンを塗ります。
かかとの状態が悪い時は、蒸れない素材の靴下を履くとしっとり感が長くキープできます。
(2)身体を冷やさない
身体の冷えは肌の乾燥の元になります。手足など身体の末端部分は特に冷えやすいので、保温性のある靴下でかかとを冷やさないようにしましょう。
ただし電気湯たんぽや電気毛布で温めすぎると汗をかいて、さらなる乾燥を招く恐れがあるので気をつけてください。
(3)バランスの取れた食事をする
肌のターンオーバーを正常に保つためには、バランスの取れた食事は不可欠です。
肌の再生には、タンパク質や脂質だけではなく、ビタミンやミネラルなどの多くの栄養素が必要です。
ビタミンB群は皮膚を健康に保つ働きがあると言われますが、そればかり摂っても他の栄養素が不足していると肌が荒れる原因にもなりますので、バランスを考えた食生活が大切です。
5.早めの対処が肝心
毎日かかとの状態をチェックすることが理想的です。あまりかかとを見ることがないと、気づくのが遅くなり、回復に時間がかかってしまいます。早めに気づいてケアすると回復も早く簡単に済むので、お風呂に入る前になどにかかとの状態を見る癖づけをするといいですね。