まっつん
2021年08月06日
長引くマスク生活・在宅勤務。隠れ酸欠に注意
当たり前になってきたマスク生活に在宅勤務。もう慣れてきましたよね。
でも、なんとなく頭が痛い、だるさ・疲れがとれない、気持ちが落ち込む、集中力が続かない…といった微妙な不調はありませんか?
実はそれ、隠れ酸欠になっているのかも。
口呼吸や呼吸が浅いと、知らず知らずに体は酸欠状態になっています。
でも、呼吸をちょっと意識するだけで体の不調は改善されるかもしれません。
今回は、意外とあなどれない、呼吸の話です。
口呼吸になってないかチェック!
以下のうち、当てはまるものはありますか?
1つでも当てはまるものがある人は、口呼吸の癖が付いているかも。口呼吸が続くと、口の中が乾燥して病原体が繁殖しやすい・過呼吸・情緒不安になるといった弊害があるんです。
在宅勤務&マスク生活で無意識に口呼吸に
在宅勤務や自粛生活で人と話す機会が減り、無表情でいることが多い人は要注意。
顔の筋肉を動かさなくなり、口周りの筋肉が衰えてしまいます。
その結果、気が付くと口が開いていることも。
また、マスクで息苦しくて無意識に口呼吸になっている人は要注意。
口呼吸のデメリット
鼻は、鼻毛がフィルターとなって空気中のばい菌やウイルスを取り除く役割があります。乾燥した空気も鼻を通ることで加湿・加温されて肺に送り込まれるので、空気清浄機のような働きをしてくれます。
口呼吸をしていると、口の中が乾燥して唾液の分泌が減ることで口臭や虫歯の原因になることも。また、口からウイルスや病原菌が入りこむので、風邪をひきやすい・ウイルスに弱い体になってしまいます。
呼吸が浅くなってないかチェック!
次に、自分が深い呼吸をできているかチェックしてみましょう。
普段通りの呼吸をして鼻から息を吐いたあと、鼻をつまんで息を止めます。
それから息をしたくなる時間をはかってみましょう。
30秒以下で息がしたくなったら呼吸が浅くなっている可能性大。
我慢せず30秒息を止められたら〇。40秒止められたら◎です。
マスク生活&デスクワークの人は要注意
マスクをしていると、息苦しいですよね。実際、吸い込む酸素の量が減るので、それをカバーするために呼吸の回数が増え、浅い呼吸になりがち。
また、デスクワークでずっとパソコンに向かっていたり、ずっとスマホを見ていたりすると、前かがみになってお腹が圧迫されると呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなるとデメリット多し!
呼吸が浅くなると、横隔膜を十分に動かせません。横隔膜には自律神経が集中しているので、十分に動かしていないと自律神経の動きも鈍くなり、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいきません。
その結果、ぐっすり眠れない、ストレスが溜まりやすい、疲れが取れないといった不調を感じやすいんです。
また、呼吸で得られる酸素の量が減ると代謝が落ちて血行不良になり、冷え・だるさ・疲れを感じやすくなります。
ほかにも、脳の細胞が酸欠になって集中力が低下する・頭がボーっとするといったことも起こります。
簡単にできるストレッチと筋トレ
ついつい口呼吸&浅い呼吸になりがちですが、ちょっとした心がけで防げるんです。
マスクしたままできる口周りトレーニング
※参考URL:https://kamukoto.jp/mouth/946
※画像はお借りしました
マスクをしたまま、口を閉じて上の歯と唇の間に舌を入れ、舌で歯の表面をこすりながらワイパーのように左右に10回(5往復)動かします。
余裕があれば下の歯も同様に。マスクをしたままでもできるので、電車内や仕事の合間にやってみましょう。
深い呼吸を導くストレッチ
「息を吸う筋肉」・「吐く筋肉」それぞれをほぐすストレッチをすると、血流が良くなり体も温まります。
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO42760450S9A320C1W10600/?page=2
※画像はお借りしました
こちらも仕事の合間に、伸びをする要領でやってみてください。
在宅勤務が解除になっても、マスク生活はまだまだ続きそうですよね。
うまく付き合っていくために忘れてはいけない呼吸のこと。
気が付いたときに、鼻で深い呼吸、心がけてみてくださいね。