まっつん
2021年08月27日
市販薬はいつまで飲み続けてOK?常用が危険なワケ
普段、市販薬って何日くらい飲み続けますか?
月経痛や偏頭痛、風邪など、手軽に飲みやすい市販の薬ですが、1週間も2週間も飲み続けるのって大丈夫なのでしょうか…?
実は私、ここ2週間ほど軽く風邪をひいてまして、市販の総合感冒薬をずっと飲んでいました。すぐに病院に行けばいいのですが、面倒くさい&このご時世だし…と何かと言い訳をしてずっと市販の薬を飲み続けることに。
気が付いたら、もう2週間ほど薬を飲み続けている。
これって大丈夫なのか…?と心配になってきました。
そういえば、なんだか胃がキリキリする気がする…?
ちょっと心配になってきたので、市販の薬について調べてみました。
今回は、何かと気になる市販薬の常用についてのお話です。
薬の飲みすぎは内臓に悪い?
「薬を飲みすぎると腎臓や胃によくない」って聞いたことはありませんか?
それ、やっぱりほんとなんです。
私たちが頭痛や月経痛、風邪、関節痛や神経痛のときに飲む薬は『非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDS)』というもの。比較的すぐに効果が現れるので、常に家にストックしてあるという人もいるのでは?
私も何かと頭痛持ちなので、2箱ほどストックしてある…
実は自己判断で手軽に飲める薬だからこそ、胃腸や腎臓への影響は大きいんです。
頭痛や関節痛などの「痛み」は体内で「プロスタグランジン」が作られることが原因。ただ、これは胃の粘膜を保護してくれる役割もあるんです。そのため、薬で抑えられ過ぎると胃の粘膜が保護されなくなり、胃腸障害が起こることに。
薬を常用していて、食欲が減った・胃もたれ・胃痛の自覚症状がある方は要注意です。
また、薬は痛みを抑えるとともに、血管を収縮させる作用もあるため、腎臓に流れる血流が減少して腎臓の働きが悪くなることも。
胃腸も腎臓も、薬の成分を直接処理する立場にいるので、その分影響も受けやすいんですね。
総合感冒薬は副作用のリスクが倍増?!
風邪薬の中には、喉に効く薬や鼻トラブルに効く薬などの他、総合的に作用する薬がありますよね。
総合感冒薬には、解熱・鎮痛薬、抗アレルギー薬、咳止め薬、といった3種類以上の薬剤が含まれています。1つの薬を飲むだけで3つの症状が抑えられるようにできているので、その分副作用のリスクも上がるんです。
といっても、薬そのものが危険というわけではなく、長期間常用するのは気をつけた方がいいこと。
例えば、風邪をひいて総合感冒薬を飲み続けていると、しばらくして「熱や咳は良くなってきたのに、体がだるい」というのは、薬の副作用だったということも。
「体の不調がわからないから、とりあえず総合感冒薬を飲み続ける」というのは避けた方がいいでしょう。
5日間飲み続けても治らないなら病院へ
「市販の風邪薬って、数日分しか入ってないよなぁ」って思ったことはありませんか?
私は貧乏性なので「値段は高いのに、すぐ飲み終わっちゃうじゃん」と不満だったのですが、それにもワケがあったんです。
市販の薬は、あくまでも一時しのぎ。そのため、風邪薬を1箱飲み切っても症状が良くならなければ、もう1箱買うのではなく、病院へ行くべきということ。
1か月のうち、10日間以上薬を飲み続ける状態が3か月以上続くと、上で挙げた副作用のリスクが高まります。
「そんなに飲み続けることはないでしょ」と思うかもしれませんが、体質や年齢によって短期間でも副作用が生じる可能性はあるため、飲み続けるのは4日間ほどに留めましょう。
ていうか、2週間飲み続けた私、かなり危険なのでは…(汗)毎日3回ずつ飲み続けたわけではありませんが、負担をかけているのは間違いない。
風邪をひきそうだな…と感じたら、できれば薬に頼るのではなく、休養するのがいちばんですね。すぐに病院へ行くか、夜遅くまでスマホを見ていないで早く寝ましょう。。