
まっつん
2020年06月03日
食べ物でも紫外線対策。日焼け止め効果をより高めるもの
※2024年8月に読者の方から、シソやパクチーにソラリン類が含まれるという根拠は乏しいというご指摘を頂き、現在調査中となっております。

いよいよ夏本番!
もう少し自粛生活は続きそうですが、外出するときの紫外線対策は絶対ですよね。
日焼け止めクリームを塗っている方は多いと思いますが、塗り直すのを忘れて夕方の西日にさらされて焦った…という経験はありませんか?
日焼け止めクリームと合わせて、食べ物でも紫外線対策ができるのをご存じでしょうか。
今回は、紫外線対策におすすめな食材と避けた方がいい食材をご紹介します。
紫外線対策に積極的に摂りたい食材

実は、紫外線から身を守ってくれる食べ物と、逆に紫外線を吸収しやすくしてしまう食べ物があります。
まずは日焼けを防ぐために積極的に摂りたい食べ物から。
トマト

トマトなどの赤い野菜には、太陽から身を守るために「カロテノイド色素」が含まれるリコピンが入っています。
これは、日光に対する耐性を上げるために日焼け止めに活用できる優秀な成分。
加熱するとリコピンが増えるので、トマトペーストやスープに入れるといいですね。
ブロッコリースプラウト

豆類や野菜の種を発芽させた新芽、スプラウト。
種に凝縮された栄養とビタミンCのほか、「スルフォラファン」という紫外線による肌トラブルを守ってくれる成分が含まれるので、高い日焼け止め効果が期待できます。
サラダやハムで巻いて生で食べるほか、パスタにあえて食べてもおいしいですね。
ダークチョコレート

チョコレートが紫外線対策になるというのは意外ですよね。
チョコレートといっても、ミルクチョコレートではなく、カカオ70%以上のダークチョコレートのこと。
ダークチョコレートには、日焼け止め効果のある「フラボノイド」が含まれていて、血流を良くする美容・健康効果も期待できます。
とはいっても、糖質も含まれるので食べ過ぎには注意。1週間で板チョコ1枚を食べ切る程が適量です。
アーモンド

アーモンドミルクが流行したこともあり、アーモンドが美容に良いイメージをもつ方も多いでしょうか。
アーモンドは紫外線ダメージから皮膚を守ってくれる「ケルセチン」や抗酸化作用をもつビタミンEが豊富なので、美肌に強い味方。
食べるのも良し、アーモンドミルクを飲むのも良しで間食にもおすすめ。
魚

鮭やニシン、サバ、マス、イワシには、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。
オメガ3脂肪酸は、肌の炎症を抑えて肌細胞を元気にしてくれるため日焼けしやすい時期には積極的に摂りたい食材。
「掃除が大変だからグリルで焼き魚はちょっと面倒くさい…」という方は、フライパンでも焼いてもOK。
ムニエルなどにしてもいいですね。
実は要注意!日中は避けた方がいい食材

一見体に良さそうな食材の中には、実は日焼けを促してしまうものがあります。
オレンジ・レモン・グレープフルーツなど

柑橘系の果物に含まれる「ソラレン」は、紫外線を吸収しやすくしてしまう性質があるので、日中に食べるのは避けた方が良さそう。
でも、肌の回復力を促すビタミンCが豊富に含まれているので、日焼けしてしまった後や夜に摂取するのは良いですよ。
シソ・パクチーなど

夏バテ予防におすすめな香味野菜ですが、シソやパクチーには紫外線の吸収を促す「ソラレン」が含まれるので要注意。
こちらも夜に食べるのがおすすめ。
加工食品

インスタントラーメンなどの添加物が多い食材は、体の代謝を乱し肌のターンオーバーに悪影響を及ぼします。
食べるときには、代謝をあげてくれる野菜と一緒に食べるといいでしょう。
砂糖

シミの原因をつくっているのは、実は体の中の動物性の脂肪と砂糖なんだとか。
それらが紫外線に反応してシミを作ってしまうんだそう。
そのため、甘いものや肉の脂身が好きという方は要注意。
ついつい飲みがちな甘い飲み物や、アイスもほどほどにしましょう。

紫外線対策にNGな食材も、絶対に食べてはダメ!というわけではなく、たまに食べる程度にとどめておく程度ならOK。
夏バテ防止になる食材も含まれていますので、食べるタイミングを工夫すれば好きな食べ物も楽しめます。

油断していると、室内にいても入り込んでくる紫外線。
日焼け止めクリームとあわせて、食べ物からも紫外線対策をはじめてみましょう。