PROMO STAFF
2021年09月10日
座る時間が長いと病気のリスクが高まるって本当?
寝不足だけではなく、寝る時間が長くても健康に悪いらしいことが調査によりわかりましたが、今度は座る時間が長いことも健康に悪いというではないですか。あなたは1日に何時間座っていますか?命に関わることになるかもしれないので、考えてみましょう。
日本人は座っている時間が世界一長い
オーストラリアにある研究機関の調査によると、日本人の平均座位時間は1日7時間であることがわかりました。なんと世界で日本人の座位時間がもっとも長いそうです。
そして座る時間が長いと、血流や筋肉の代謝が低下することで病気になる危険性が高まるらしいのです。そのニュースを読んで、ライターとして毎日長時間座って仕事をしている私はドキッとしました。
WHO(世界保健機構)によると、1日に11時間以上座っていると、4時間未満の人よりも死亡リスクは40%も高まるらしいのです。喫煙が原因の死亡は年間500万人以上、飲酒は300万人以上と発表されていますが、長時間の座位が原因の死亡は年間200万人になるともいわれています。座り続けることがそんなに危険とは、恐ろしいですね。
座りすぎはなぜ健康に悪い?
長時間座ることがなぜ健康に悪いのかというと、座り続けることで血流が悪くなることが1つ目の理由です。ずっと座っていると筋肉をほとんど使いませんよね。特に足の筋肉を使わないので、何日も長時間のデスクワークが続くと、筋力が衰えていくのがわかります。
通常筋肉は糖質などの栄養を取り込んで、エネルギー代謝をします。ところが足の筋肉を動かさないので、エネルギー代謝が極端に減ってしまいます。そうなると肥満、糖尿病、脳血管疾患、心筋梗塞などのリスクが高まります。
コロナ禍で通勤からリモートワークに変わり、自宅にいることが多くなった人は要注意ですね!うまく時間を調整して、運動する時間を確保することがとても大事です。
なぜ日本人は座る時間が長いの?
それにしてもなぜ、日本人はそんなに長い時間座っているのでしょう?昔は日本人は勤勉といわれていましたが、近年は他国との差はあまり感じなくなっていました。ドラマや映画で海外のビジネスマンがバリバリ働くシーンとか、YouTubeで世界の勤勉な人の動画を見過ぎなのでしょうか。
実は仕事だけではないのです。乗り物やリラックスタイムなども、座っていることが多くないですか?ゲームが好きな大人は、かなり長時間快適に座れるゲームミングチェアなどに座ってゲームしたりしていませんか?映画好きな人は休日、座って映画三昧かもしれません。日本は子どもですら、学校や塾ではずっと座ったままだし、家に帰ってもゲームやテレビを見ている時間は座っています。考えてみると、かなりの時間座ったままの暮らしをしていることに気がつきます。
座りすぎによる健康リスクを回避するには?
座る時間を少なくして、病気になるリスクを回避するためには、意識的に立ち上がって動く機会を設ける必要があります。立ち上がる機会を、シーン別に提案します。
仕事で座りっぱなしを防ぐには
・1時間おきにトイレに行ったりお茶をくみに行く
・疲れたなと思ったら、イスから立ち上がって仕事をする
・仕事中の電話は立ってする
・スマホに座りっぱなしを防ぐアプリを入れる
仕事が終わった後、座りっぱなしを防ぐには
・家族のために率先して物を取りに席を立つ
・テレビを見るとき、立ってストレッチなどを行う
・本や新聞は立って読む
・スマホを触るときには席を立つ
毎日の小さな積み重ねが大事
1回あたり短時間でも良いので、毎日続けることが大事です。1日がんばって後が続かないよりも、無理をせず最初は小さな目標を立てて、コツコツと続けることですね。習慣作りが健康を作ると思います!