まっつん
2021年09月17日
今日から米油を使おう!生活習慣病予防に美肌効果も?!
普段、炒め物や揚げ物をするとき、どんな油を使っていますか?
なんとなく体に良さそうなオリーブオイル、風味の良いごま油、お手軽な菜種油…いろいろありますが、米油って使ったことはありますか?
米油はちょっと値は張りますが健康効果が高く、使い勝手もバツグンなんです。
生活習慣病が気になるという人や、時間が経っても美味しく食べたい、という人にピッタリな米油。
今回は、オメガ9も多く健康・美容効果の高い米油のお話です。
米油のスゴイ効能
米油は、精米するときに出てくる米ぬかと米胚芽でできています。
玄米100kgを使っても、とれる米油はたったの1㎏ととっても貴重。
その分栄養が濃縮されているので、健康効果はバツグン。
肌の老化が気になる人や、生活習慣病を防ぎたい人にうれしい成分が豊富なんです。
肌のかゆみやシミ・シワ悩みにも
米油には、精白米にはないビタミンやミネラルがたっぷり含まれています。
特に、抗酸化作用がスゴイ。
ちなみに、「抗酸化作用」とは細胞の酸化(活性酸素)を防ぐはたらきのこと。
肌のシミやシワは、紫外線やストレス、喫煙や食品添加物で活性酸素が増えることが原因です。
体内の活性酸素が増えると、肌のターンオーバーも衰えるので老け見えが進むということ。
米油は、それを食い止めてくれるんです。
具体的に言うと、米油にはビタミンEやトコトリエノール(スーパービタミンE)、γ-オリザノールが含まれ、メラニンの生成を抑えて肌の老化を防いでくれる効果が。
そして、アレルギー体質の方にもうれしい効果があるんです。
米油に含まれるγ-オリザノールは、花粉症や食物アレルギー、アトピー性皮膚炎が起こる原因となる抗体を抑えてくれます。
最近の研究で、アレルギーの炎症やかゆみを抑えることも報告されているんだとか。
コレステロール値・トランス脂肪酸が気になる人にも
食生活が乱れやすい、ストレスが溜まりやすい人は、体内に悪玉コレステロールが生じやすく、生活習慣病のリスクが上がります。
米油には、オメガ9の「一価不飽和脂肪酸」が多く、オレイン酸とリノール酸が理想的なバランスで含まれるので、悪玉コレステロール低下に役立ちます。
そして、揚げ物に多く含まれるトランス脂肪酸も米油なら大丈夫。
トランス脂肪酸はポテトチップスやカレールーなどに含まれ、摂りすぎると動脈硬化の原因に。
米油は、加熱してもトランス脂肪酸を生じにくいので、その心配も少ないんです。
使い勝手も良い米油
米油は、使い勝手の良さでも他の油と比べて優れています。
料理初心者でもカラッと
揚げ物をしているとき、なぜかカラッとサクサク食感にならなかったことはありませんか?
それは、水分を多く含む食材を揚げたときに油が泡立ってしまい、揚げムラができることが原因。
でも、米油は脂肪酸のバランスが良いので泡立ちにくく、どんな食材でもカラッ揚がりやすいんです。油の飛び散りも防げるのもポイントですよ。
油特有のニオイも少ない
揚げ物をしているときの油のニオイってちょっと独特ですよね。
でも米油は、他の油と比べてクセが少なくマイルドなので、嫌なニオイも出にくいんです。
「揚げ物をするときの油のニオイで胸やけする」という人は、ぜひ米油を使ってみてください。
時間が経っても美味しい
天ぷらやフライって、揚げてから時間が経つと、食感も香りも微妙になってしまいますよね。それは、油が酸化して腐敗するからなんですが、米油なら問題無し。
米油の強い抗酸化作用のおかげで油自体が酸化しにくいので、時間が経っても美味しく食べられるんです。
米油の意外な活用法
米油は、油特有のニオイやクセが少ないので、加熱調理はもちろん、食材にそのままかけるのもおすすめ。食べた後も口の中がべたつかず、味わいをまろやかにしてくれます。
ご飯にもパンにも
米油は、お米由来というだけあって、ご飯との相性もバツグン。
ご飯を炊くときやおかゆを作るとき、小さじ1杯の米油を入れるとお米の甘さが引き立って、ふっくらとツヤのあるご飯になります。
冷めても美味しさを保てるので、お弁当のご飯にもいいですね。
また、バターのかわりに米油でパンの両面を軽くトーストすると、一気に香ばしさがUPします。
スパイス入りの米油ならおつまみにも
山椒が入った米油もあります。豆腐に少量かけると米油のまろやかさに驚くんだとか。
また、サバの味噌煮に山椒米油を入れると、魚臭さが無くなって美味しくなるとも。
なんか味が物足りない、ちょっと味変したいときに便利ですよ。
何かと料理に欠かせない油。普段の油を米油に変えるだけで、味も栄養価もUP。今度スーパーに行ったら、ちょっと米油を探してみてください。