まっつん
2021年12月24日
塩、こだわってますか?美味しく健康的に「塩」を楽しもう!
体のことを考えて、醤油や塩、味噌全て「減塩タイプ」を選んでいる方、多いですよね。
「減塩タイプはあまり美味しくないけど…」
「頑張って出汁やスパイスでごまかしてるけど、やっぱり塩味が欲しい…」
と思っている方もいるのでは?
実は天然塩を使えば、美味しく健康的に塩味を楽しめるんです。
今回は、実は奥が深い「塩」のお話しです。
高コスパ『天日塩』との出会い
実は、私が塩のポテンシャルに気づいたのは、たまたま見つけたある天日塩。
それ以前は、低価格で手に入る「食卓塩」を使っていたのですが、ある天日塩が低価格&大容量だったので、ノリで買ってみることに。
それを豚肉と野菜の炒め物に使ってみてビックリしたんです。
味付けは天日塩のみなのに、うまい。
なんだか凄くうまい。
旦那も「これうまいな。なんか料理の素とか使ったの?」と。
つまり、私が普段、中華の素や出汁、醤油やみりんなどいろいろ工夫して料理しているのと比べても、天日塩だけの方が格段に美味しいと言うのです。
そこで、いろいろ天然の塩について調べてみると、さらにそのポテンシャルに驚きました。
天然塩なら多少摂り過ぎても大丈夫?!
塩の摂り過ぎって高血圧の方にとっては大敵ですよね。
実はそれは、精製塩の話。
精製塩とは、私が今まで使っていた、いわゆる格安の食卓塩のこと。
精製段階で、もともとあるミネラルはほとんど取り除かれ、ナトリウム濃度が99.5%と高くなります。
ナトリウムを摂り過ぎると、体内のミネラルバランスが崩れて塩分や水分をうまく体外に排出できなくなり、むくみや高血圧の原因となります。
一方で天然塩は、塩分を排出してくれる「ミネラル」が豊富に含まれているので、ミネラルバランスを保ってくれます。また、免疫力UPのような高い健康効果も期待できます。
そして、自然のうまみをたっぷり含んでいるので、食材の味をググっと美味しくしてくれるんです。
もちろん天然塩でも摂り過ぎはNGですし、高血圧で既に治療を行っている方は医師の指導を受ける必要はありますが、体に良いのに美味しい「天然塩」使ってみたくなりませんか?
天然塩の種類いろいろ
天然塩には、天日塩や岩塩、藻塩などいくつか種類があります。
いくつか特徴を紹介します。
活躍の幅広し!お米にも合う天日塩
名前のとおり、太陽の日のもとに海水を天日干ししたもの。細かく言うと途中で窯を使うものもありますが、角が無いまろやかな風味と海のうまみがしっかり味わえます。
少量でもしっかり塩辛さがあり、素材の風味を引き立ててくれるのでどんな食材とも相性バツグン。お米を炊く前に天日塩をひとつまみ加えると、お米の甘みが出てふっくら美味しいご飯になるんだとか。
ガッツリ赤身肉と相性GOOD。種類も豊富な映える岩塩
岩塩は、地殻変動によって海水が陸上に閉じ込められたり、塩分濃度の高い湖が蒸発したりして化石化したもの。
長い年月をかけて作られた天然塩なので、産地やその土地の地層、周囲の環境によってミネラル濃度が異なり、有機物が混ざっていたりするので色も様々です。
ピンク色の岩塩は見たことがある人もいますよね。
特に濃いピンクの岩塩には鉄分が多く含まれていて、お肉のうまみに負けないので相性バツグン。
焼いたお肉にパラっと振りかけるだけでグッと美味しく、見た目もオシャレになりますよ。
海藻のうまみがたっぷり藻塩
海水に海藻を浸して作られた塩「藻塩(もしお)」。海藻のうまみと栄養分がたっぷり含まれているので、やわらかい口当たりでまろやかなうまみが特徴です。
普段、うま味調味料を使うという方には特におすすめ。
藻塩はプロの料理人も愛用するほど、うまみたっぷりな塩なので料理に入れるだけでまろやかな塩気とうまみが食材の味を整えてくれるんです。
焼き魚や焼き鳥、海鮮マリネなど、最後に味をグッとしめたいときにもピッタリです。
初心者も使いやすい!シーズニングソルト
ハーブやニンニクなど、様々なスパイスが入った塩がシーズニングソルト。
イタリア料理にもよく使われていますよね。
うまみを感じやすいように配合されているので、様々なレシピに活用できるうえ、食欲を刺激する効果もあります。
揚げ物との相性も良いので、フライドポテトや白身魚のフライに振りかけたり、マヨネーズと合わせてクラッカーと食べておつまみにしても美味しいですよ。
精製塩と天然塩との見分け方
ところで、塩のパッケージに「天然塩」とは表記できないって知ってましたか?
『天然』というキーワードがあると健康に良いイメージが先行して、誇大広告になる可能性があるという理由から、「自然塩」や「天然塩」という表記がされなくなったんだとか。
でも、精製塩が天然塩がどうかは、塩の「栄養成分」と「製造工程」からチェックできます。
栄養成分に「カリウムやマグネシウム、カリウムと」いったミネラル成分の表記があれば、それは天然塩です。
また、天然塩の製造工程は、「再生自然塩、平窯、天日、粉砕」といった表記が、精製塩は「イオン膜、立窯、乾燥、溶解」といった表記がされているので、参考にしてみてください。
今や専門店があるほど奥が深い塩。
私も次は、藻塩と岩塩で味比べしてみたいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね!