まっつん
2020年06月15日
「まもなくやってくる梅雨。「天気痛」とうまく向き合うには」
「天気が悪い日は気圧で頭が痛い…」
これ、私だけじゃないはず。
中には「なんだか体調がすぐれないから、雨が降るのかも」
と雨天を予想してしまう人もいるかもしれませんね。
台風のように、急激に気圧が変化するときは寝込んでしまうという人もいるほど。
このように、気圧が下がったことにより体の不調を感じる「天気痛」を感じるのは、実は3対7で女性の方が多いんだとか。
女性は、生理周期の関係で体の不調を感じやすいので大変ですよね。
今回は、やっかいな天気痛とうまく付き合うコツをご紹介します。
そもそも天気痛が生じるのはなぜ?
雨天の日に天気痛を感じる原因は、実は「耳」なんです。
飛行機に乗ったとき、上空に行くと気圧の変化で耳鳴りをしたという経験はありませんか?
それは、内耳にある気圧センサーが変化を感じ取ったことで脳の血管が拡張し、傷み物質が放出されるからなんだとか。
天気痛も同様の原理なんですね。
ただ、自律神経の働きが乱れていたり、内耳まわりの血流が悪いとより痛みを感じやすいこともあるそう。
そのため、少しでも天気痛をやわらげるには、自律神経を整え内耳の血流を促すことが大切。
自律神経を整えるコツ
自律神経とは、交感神経(アクティブモード)と副交感神経(休息モード)の働きのこと。
忙しく、ストレスフルな生活をしていると、なかなかオンオフの切替がうまくできない人も多いのでは?
それでも、普段の食事や生活で改善することは可能なんです。
朝食と水分の摂り方がKEY
起床後には何かしら朝食をとって、休息モードからアクティブモードに体を切り替える必要があります。
「朝は食欲がない…」という人は、バナナやナッツをちょこっとつまむだけでもOK。
バナナには神経を健康に保つビタミンBが豊富に含まれ、アーモンドを代表とするナッツ類には気持ちを穏やかにするマグネシウムが豊富。
アーモンドミルクなら手軽に飲めるのでおすすめです。
ただ、ナッツ類は食べ過ぎに注意。ナッツには油分が豊富に含まれていて、摂りすぎると体に余分な水分を溜めて体内の血流を悪化させてしまいます。
その結果、頭痛を悪化させてしまうことがあるので注意しましょう。
そして水分の摂り方にも気を付けて。
一気にがぶ飲みすると、これも体内の血流を悪化させる原因になるので、こまめに飲むのがおすすめ。
体温が下がりすぎないように工夫しよう
気温が高い日が出てきて、すでにエアコンつけっぱなしという人もいるでしょうか。
実は、それも自律神経を弱めてしまう原因に。
ときどき散歩に出かけるなどして、体を動かしましょう。また、可能であればじっくり入浴する時間を作って汗をかく習慣を作ると自律神経を正常にキープできます。
そして入浴後は、上がった体温が下がり始めたころに就寝するのがおすすめ。
夏でも3首(首・手首・足首)は冷やさないように。
内耳の血流をよくするマッサージ
仕事の合間やテレビを見ながら、ちょっとした時間に内耳の血流UPを促すマッサージができます。
①耳を上下横に5秒ずつひっぱる
②そのまま軽く後ろに向かってゆっくり回す
③耳を親指と人差し指ではさみ、ゆっくり折り曲げる
④耳全体を後ろに向かって円を描くようにゆっくり回す
首~耳にかけて好きな香りのアロマオイルを使ってマッサージすると、よりリラックス効果が高まります。
1日に2~3回マッサージすると内耳まわりの血流UPが期待できますよ。
就寝前のスマホはほどほどに
もうひとつ、現代人にありがちなのがスマホの使いすぎ。
「就寝前はスマホを見るのが癒し…」という人もいますよね(私です…)
ただ、それも神経が緊張したまま十分に休息できず、自立神経が乱れる原因に。
「わかってるけど、この時間が唯一の自分時間なのよ…」という人もいるかもしれません。(私です…)
せめて、寝入る直前は、癒し効果のある動画や音楽でゆったりと入眠できるように工夫しましょう。
梅雨や台風が頻発する時期は、どうしても憂鬱になってしまいますが、ちょっとした工夫で少しでも快適に過ごしたいもの。
自律神経を整えることは、免疫力向上にもつながります。
ぜひ、できることから取り入れてみてくださいね。