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PROMO STAFF

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インタビュー

【前編】京都で培った「侍魂」で役者の道を突き進む!カナダで活躍中の役者嵯峨 裕次郎にインタビュー!

カナダで寿司職人をしながら、役者として活動を続ける嵯峨 裕次郎さん。
ご自身の祇園囃子や人力車の俥夫の経験を活かして、侍魂に重きを置いて精力的に役者の経験を積まれています。

彼が考える「美」とは、そしてカナダやアメリカと日本の美意識の違いとは何でしょうか。また、様々な壁にぶつかってもなお、ご自身の夢を貫く強さはどこから来るのでしょうか。

この記事では、学生時代にラグビーに打ち込んでいた頃のお話から役者を目指すまでの経緯、そしてカナダに渡った経緯についてお話を伺いました。

また、日本とは違うカナダやアメリカの魅力についても話されていて、海外に移住することを望む方や、自分の夢を追い続ける人にとって心を打つ内容になっています。

ぜひ、最後まで読んでいただけたら幸いです。

■プロフィール
嵯峨 裕次郎(さが ゆうじろう)



カナダ在住の日本人俳優。京都市出身、育ち。東映俳優養成所にて、殺陣、所作、着付け、演技等を学ぶ。
祇園囃子や人力車の俥夫の経験を活かした侍魂をもつ。

主な出演歴:「Pachinko」(2022),CM「SUBARU IMPREZA」(2019)
「Sour Soy Sauce」(2019)「Solemn」(2019),某ハリウッド侍ドラマ(公開日未定)
エージェント:West Coast Talent Management
IMDb:https://www.imdb.com/name/nm9428459/
YouTube:Yujiro Saga - YouTube
Instagram:https://www.instagram.com/yujiro_saga/



裕次郎さんが考える「美」とは

ー裕次郎さんが「自分らしく生きる」ために、美容で意識していることはありますか?

役者の仕事をしているので、肌のケアはしてます。

僕はずっとラグビーをしていたので、顔の肌がぐちゃぐちゃだったんですよ。タックルするたびに擦り傷ができるのですが、傷口に入った砂は出さないと膿んでしまうので、タワシでこすって砂を出してました。
当時から肌はキレイな方がいいと思ってたんで、血を出してでも砂を出すようにはしてましたね。

その後、役者を目指すとなった時も、お金が無かったけど「このままじゃあかん」と思ってエステティシャンの知り合いに相談したら、「とりあえず化粧水とニベアの青缶を塗ってください」と言われたので、その習慣は続けてますね。
あとは、兄貴にもらったチョコラBBを飲んだりもしました。そういうことを繰り返して、だんだんと改善していきました。

あとはリップクリームを常に持ち歩いて、唇の乾燥対策もしていますね。

ー砂を出すためにタワシで傷口をこするとは衝撃的ですね…!でも今のお肌はすごくキレイですよね。今は、どんな化粧水や乳液を使っているんですか?

若いころは「メンズ肌水」を使っていましたが、海外には売っていないので無印良品の化粧水を使ってます。コスパも良いし、使い心地も気に入っています。
クリームはニベアの青缶ですね。花王で働いていたというのもあるし、使い心地も良いのでずっと使っています。

ーたいていの方は、海外に行くと日焼けしてそばかすが増えるイメージですが、裕次郎さんには無いですよね。何かUVケアはされるんですか?

それが全くしてないので、自分でも不思議なんです。ラグビーをしている頃はもちろんUVケアなんてしてないし、社会人になってからも日焼けオイルを塗って真っ黒になるくらい焼いていたほど日焼け大好きだったんです。
今後はそばかすなどが出てくるかもしれませんが。
最近は、サンスクリーンを使うようにしてます。サンスクリーンは日本でいう「日焼け止め」で、海外にはSPF100とか120とかがあるんですよ。

ーSPF120?!肌への負担が大きそうですよね…今もSPF120のものを使ってるんですか?

今は、ビオレやサンキラーのSPF50の日焼け止めを使っています。サラサラな使い心地が気に入っています。カナダと日本とで使い分けているというよりは、使い心地が良いものを使うという感じです。

ー裕次郎さんは役者として、体づくりで意識されていることはありますか?

心がけているのは、「痩せることも太ることもできる体型でいること」ですね。僕の体重の平均は65~70キロで、5キロの増減はすぐにできます。その状態を保つために、常に鍛えています。

ジムで知り合った先輩で、筋トレの仕方などを教えてくれる方がいるんですが、その方が「最高のオシャレって何か知ってるか?筋肉があって、自分の理想の体型であること。筋肉が一番のオシャレだから、Tシャツ1枚で決まるんだよ。」って仰っているのを聞いてから、筋トレを習慣にしてます。

ー食生活や筋トレで、具体的に習慣にされていることはありますか?

カロリーを気にしているので、朝食にはオートミールを食べています。また、筋トレ後は消費したエネルギーを補給する必要があるので、30分以内にサプリや食事を摂るようにしてます。
食事を摂る時間が無ければプロテインを飲んで、筋トレの効果を無駄にしないようにしていますね。

筋トレは週に4~5回していて、上半身のプッシュ系トレーニングを1回、プル系トレーニングを1回、そして下半身トレーニングを2回しています。
筋肉の7割は下半身にあるので、上半身よりも下半身を鍛えた方が代謝を上げやすいし、カロリー消費も大きいんですよ。
代謝を上げてカロリー消費が大きくなれば自然と脂肪も落ちていくし、上半身も引き締まっていきます。

でも僕は食べることが好きだし、もともとめちゃめちゃ脂肪が付きやすくて太りやすいので、年中ダイエットしている感じです(笑)

ー裕次郎さんにとって「美しい人」とはどのような人でしょうか?

自己管理できるかどうかは大事だと思いますが、周りにどう見られるかと、見た目ばかりを気にしている人というよりは、「自分に自信を持っている人」は健康的ですごく美しいと思いますね。

日本人女性は、必要以上に「痩せなきゃ」って思っている方が多いじゃないですか。
でもカナダやアメリカの方々は自分の体型に自信を持っているんです。
ぽっちゃりでもガリガリでも、自分の体型が良いと思っているし、自分が可愛いと思う服を着ている自分が好きなんです。
そんな風に、自分に自信をもっていて内からハツラツとした雰囲気が出ている方は、きれいだなと思いますね。

あと、今は男性もヒゲを脱毛して、スラっと痩せているような「キレイな男性」がトレンドというか、モテる風潮がありますよね。
でもカナダやアメリカでは「自分に自信を持っている人」が女性から人気ですね。

キレイな男性が不人気というわけではなく、「自分に自信があって自分のことが大好きな人」がキレイだし、かっこいいって思う風潮があります。
だから僕も、自分が一番自分らしく、かっこよくいられるように努力して、「自分に自信がある人」になることを目指していますね。

ーカナダやアメリカは、日本と美の基準が違うと体感されたんですね。

そうですね。カナダやアメリカでは「自信がある人」が美しいとされます。もちろん、向こうでも「こういうメイクをしていたら人気が出る」というトレンドはあるので、同じようなメイクをしていたりする方たちもいますが。
それでも「自分に似合っているのが一番。一時のトレンドには流されない」というスタンスは変わりません。

ーカナダやアメリカで、美容や美意識においてカルチャーショックを受けたことがあれば教えてください。

歯への美意識の高さですね。
日本では「笑ったときに八重歯がチラッと見えたら可愛い」という印象もあるかもしれないですが、カナダやアメリカでは認識が違います。
向こうでは、歯並びが悪いと見た目が悪いだけでなく、「磨きにくくて汚れが溜まりやすいため虫歯になりやすい」という理由で歯列矯正をした方がいいと考えます。
だから、多くの人が小さいころから歯列矯正をしているので、大人で歯並びが悪い方はいないですね。ホワイトニングも意識している方はいると思いますね。

また、日本や韓国では「キレイな男性」がトレンドで、男性でもパックをしたりエステに行ったりすることもあるようですが、カナダではワイルドである方が男らしいという印象ですね。

小麦色に日焼けし、シワがあるのが自然体でワイルドだし、セクシーという印象があります。もちろん、肌荒れやニキビがあったらケアした方がよいと思いますが。

ー日本では幼児っぽさとか、童顔で可愛らしいことが美の基準になったりしますが、カナダやアメリカではどういう方が美しいとされるのでしょうか。

そうですね。日本では前髪を作ったり、フリルの付いた可愛らしい洋服を着たりして、若々しく見られたいと思う方が多いかもしれませんが、カナダでは違います。
「自立していて力強いことが美しい」と考える人が多いので、髪の毛はセンターパーツにしてロングヘアをバサッとかきあげているような、大人っぽい雰囲気の人が多いと思います。


カナダでの生活について

ー今はカナダを拠点に生活されているんですよね。

はい。役者を目指すためにカナダに行き、最初の2年間はワーキングホリデーでビザを取得して、いろんな役をしながらオーディションを受け続ける生活をしていました。
その結果、AppleTV+で公開中の「パチンコ」や某ハリウッド侍ドラマに出演することができました。

ーカナダで活動することを念頭に置いているからですよね。日本で俳優をしようとは思わなかったんですか?

もちろん機会があればやりたいですが、日本は海外に比べてハードルが高いんです。
事務所に所属しているとか、よほど容姿端麗であるとか、雑誌でグランプリを獲ったとかが無いと厳しいです。
年齢も気にされるので、「ちょっと年齢がね…」といって落とされたこともあります。
そのため、まずはハリウッドで力をつけてから、日本でもオファーを頂けるような俳優になれたらと思っています。

ー海外で移住して生活するだけでも大変そうですが、言葉の壁など、苦労はなかったですか?

英語でコミュニケーションは取れますが、俳優として苦労することはあります。
撮影となると、専門用語の英語を理解しないといけないですし。自分なりに常に勉強と努力をしています。

ー初めて海外生活を始められた時から、英語は話されていたんですか?

はい。学生のときにオーストラリアに9か月間留学していました。帰国後ニュージーランドから来たラグビー部のコーチの通訳をしていたので、英語を忘れずにいられました。


カナダやアメリカの魅力とは

ーカナダに移られたころの話を伺いたいのですが、何かきっかけはあったのでしょうか?

もともとハリウッドに出たいと思っていたんです。
ツテも友達もいませんでしたが、とりあえず現地に行けば何かわかるかなと思って、最初はロサンゼルスに行きました。
行ってわかったのが、アメリカはビザを取るのが難しく、仕事を取るのも難しい。税金が高いロサンゼルスよりも、バンクーバーで撮影する方が多いという噂を聞いたんです。
そしてちょっとした役はバンクーバーで現地採用されるということや、30歳までだったらワーホリも取れるという話も聞きました。
そうとわかったら「すぐに行かな!」と思ってカナダのビザを取り、「小さな役でもいいから、とにかく経歴を積もう」と思ってバンクーバーに向かいました。意地もありましたし、がむしゃらでしたね。

ー行動力とガッツがすごいですね!そこまで挑戦し続けるのは、カナダやアメリカのどんなところに魅力を感じるからなのでしょうか?

カナダやアメリカの映画業界は、「誰にでもチャンスが与えられる」ところですね。
そこら辺を歩いているおばあちゃんでも、「興味があるから受けに来ました」って言えばオーディションを受けることができるんです。窓口が広いですよね。

僕は、日本で俳優さんの付き人をしていたことがあるんですが、その頃のマネージャーさんも、仰っていました。
「日本ではある程度人脈が無いと、大きな作品のオーディションは受けることすら難しい。でも、カナダやアメリカでは演技力を見るので、無名の役者さんでも監督が気に入ったらいきなりキャストされることもある」と。
エージェントと契約するときも、「まずは演技を見せろ」と言ってくれるので、年齢なんか関係ないんです。そういうところが魅力的だと思いますね。


役者を目指すと決めてから今ー「持つべきは縁」

ーここで、学生時代から役者を目指すようになった経緯をお聞きしたいです。

僕はずっとラグビー小僧だったんですよ。小学校6年生から中高、そして大学でラグビーを続け、将来はラグビー選手になりたいと思ってました。
どこかの企業に就職してラグビークラブに入り、普通に結婚して息子ができて、いずれ息子もラグビーをしてくれたら観戦しに行きたいなと思ってました。

でも大学2回生のときに両ひざを壊してしまったんです。毎週ヒアルロン酸を注射しながらプレーしてたんですが、もう限界でした。お医者さんにも「このままラグビーを続けたら60歳を過ぎた頃に歩けなくなる」って言われて。
自分の能力が落ちているとも感じてましたし、「歩けなくなるのは堪忍やわ」と思ってやめました。

「ラグビー以外に僕がやりたいことって何やろう?」って思ったときに、俺は映画を観るのが好きやったんですよ。それまでは観るだけだったんですが、演じる側に興味を持ったんです。
ちょうど家の近くに東映俳優養成所があったのでそこのスクールに行ってみたら、演じるのがめちゃくちゃ楽しくて。普通の演技も楽しいし、時代劇もやっていたので刀も教えてもらえたし。「これだ!」って思いました。

ーご両親は役者を目指すことに賛成されたんですか?

父には「役者なんてくだらんこと辞めろ。やるなら就職することが条件や。」と言われたんで、いったん就職した後に数年で辞めたんです(笑)
それを後から父に言ったらすごく怒られましたが、「今ここで辞めたら絶対後悔する」と思ったので、役者を目指して家出しました。
母は「陰から応援してるよ。」と言ってくれたので、ひとまず東京に出ました。

ー行動力ありますね!東京では仕事や家は決まっていたんですか?

ラグビー部の先輩が、東京にいらっしゃったんですよ。
その方は顔が広い方で、挨拶しに行ったら「お前バイト決まってるのか?」と。決まってないです、と行ったら「ちょっと待っとれ!」って言って、役者の付き人の話を持ってきてくれたんですよ。
その事務所では「車の運転ができて役者志望で真面目な方」を募集していたのですが、先輩が「先週京都から来たやつで、ぴったりのやつが一人おるわ!」って僕を推してくれたんです。そして指定された日に面接に行って、すぐに決まったんです。

ー運命というか、ご縁がつながったんですね!

さらに、先輩が「お前住むところ決まってないなら、俺の部屋の1つを月5万で貸してやる」って言ってくれはったんですよ。だから「持つべきものは縁だな」と思いましたね。

バイト先の事務所では、付き人だからといって役者として出すことはしないけれど、現場は学んでいいよ、と言っていただきました。
そこでは俳優の田辺誠一さんや西岡徳馬さん、大和田獏さんなどの付き人をやらせて頂きましたね。

他の事務所のオーディションを受けたりしましたが年齢で落とされてしまい、どうしようかなと思っていた頃に、俳優の田辺さんに「裕次郎くん、役者やりたいなら付き人なんか早く辞めなさい。付き人ばっかりやってたら付き人として皆に顔を覚えられて、何にもプラスにならないから、すぐにアメリカに行った方がいい」と仰って頂いたんです。そこでロサンゼルスに行ったというのが、海外に出た経緯ですね。

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後編の記事では、裕次郎さんに根付く「侍魂」の原点ともいえる、京都での人力車のお仕事や祇園囃子のご経験についてお伺いします。

また、夢を叶える秘訣やくじけそうになったときに支えにしている言葉についてもお話頂きました。

嵯峨嵐山のお寺の恋物語も紹介しているので、ぜひ楽しみにしていてくださいね!