夏のマスクで高まる熱中症対策

これから暑い季節を迎えますが、マスクを着用していることにより、熱中症のリスクが高まると言われています。 今年の夏は、新型コロナウイルス感染症の不安に熱中症への不安も重なります。この記事では夏のマスクで熱中症を防ぐための方法をお伝えします。

１．水分補給はこまめに行う

暑い日は、水分補給をこまめに行うことがとても大事です。喉が渇いてなくても、屋外屋内を問わず、水分補給は必要です。 汗には電解質も含まれているので、汗をたくさんかいた場合には失われた電解質の量と同程度の電解質も補給しなくてはなりません。

水分だけを補給していると、体液の濃度は薄まるばかりで、身体が体液濃度を元に戻そうとして余分な水分を排出してしまいます。 その結果水だけ飲んでいても、脱水症状は改善されないのです。

大量に汗をかいた時には水やお茶だけではなく、塩分も補給しましょう。 スポーツドリンクでも良いのですが、糖分が多いため避けたい人に自宅で簡単に作れる保水液を紹介します。

作り方は食塩２ｇ（ティースプーンに半分くらい）を１Lの水に溶かすだけです。

２．状況に応じてマスクを外す

夏のマスクは体温が上昇しやすく、熱中症のリスクが高まる可能性があります。 人がいる場所ではなかなかマスクを外すわけにもいかないので、周りに人がいない場所などではマスクを一時的に外して、体温の上昇を防ぎましょう。

もしもマスクを着用時に気分が悪くなったら、体調を第一に考えて、マスクを外して呼吸を楽にすることです。 極力人との距離を保つ（２ｍ以上）ことが必要ですが、緊急の場合はそうはいっていられません。

こまめな水分補給はマスクを外す良い機会でもあるので、外出時には必ず水筒などを持って出かけましょう。短時間でもちょこちょこ外すだけで、かなり違います。

３．熱がこもらない服装を心がける

体温上昇を防ぐために、通気性・吸湿性のある素材でできた洋服を着用することも大事です。 身体から出た熱が洋服の中にこもらないようにするだけでも、かなり快適に過ごせます。洋服の色によっても感じる暑さが変わります。 日の当たる場所では色の濃い服装だと熱を吸収してしまうので、色の薄い服装を心がけましょう。

４． 暑さに慣れる身体づくりも大事

夏が始まる前から身体を慣らしておくことで、熱中症のリスクを下げることができます。

５． 暑さに負けない健康体がきれいな肌も作る

暑い季節にマスクをすることで、熱中症のリスクが高くなることが懸念されるため、対策を紹介しましたが、水分補給や運動は実は美肌作りにも共通しています。 成人は体重のおよそ6割が水分でできています。身体を構成するために必要な水分が足りていないと、当然肌の水分も不足します。また運動で身体の機能も高まり、肌もきれいになります。

毎日の生活で気を付けることばかりなので、習慣化して美容と健康を維持しましょう。