PROMO STAFF
2020年07月13日
マスクによる肌荒れ増加!知っておきたい予防・対処法
肌荒れすることが多くなった・ニキビがよくできるようになった・かゆみや炎症があるなどの肌トラブルが気になる人が増えているようです。
原因の一つとして、長時間のマスク着用が指摘されています。
本記事ではなぜ長時間のマスク着用が肌トラブルの原因になるのか、どんな肌トラブルが起きやすいのかについて解説します。
まだしばらくはマスクが手放せない状況が続くため、肌トラブルの予防と対処法についても詳しく解説します。
1.マスク内の蒸れが肌の乾燥を招く
気温が高くなり、マスクの内側は吐く息と汗で肌が蒸れた状態になります。マスクを外すと、肌についている水分が一気に乾燥します。
その時に角質層の水分も一緒に奪われるため肌が乾燥するのです。
一時的なことであれば特に問題はないのですが、長期に渡って繰り返し蒸れと乾燥を繰り返すことで肌のバリア機能が低下し、肌トラブルが起きやすくなります。
2.マスク着用による肌トラブルの種類
マスクの着脱で肌が乾燥しバリア機能が低下すると、次のような肌トラブルが発生します。
(1)肌荒れ・炎症
肌が外からの刺激に敏感になり、今まで使っていた化粧品でも肌が荒れるようになることがあります。髪や洋服が肌に触れるだけで炎症が起きることもあります。
(2)ニキビ
乾燥した肌は毛穴が詰まりやすくなります。毛穴の詰まりがアクネ菌の増殖を招き、ニキビが発生します。
(3)かぶれ
マスクが肌と触れる部分やマスクのゴムが当たる耳の裏などに、かゆみを感じたり湿疹ができたりすることがあります。
3.「マスク荒れ」予防のためのスキンケア
マスク着用による肌トラブルは、「マスク荒れ」と呼ばれることもあります。マスク荒れは長時間のマスク着用により、肌の蒸れと乾燥が繰り返し起こり肌のバリア機能が低下することが原因です。
そのためマスク荒れの予防には、マスク着用前と着脱後に肌の保湿ケアをすることが必要です。
(1)マスク着用前のスキンケア
マスク着用前の保湿ケアとして、お化粧前の保湿を念入りにます。日焼け止めを塗ると肌がかさついてしまう人は、保湿成分が入っている日焼け止めを使うと乾燥が緩和されることがあります。
ファンデーションも保湿効果の高いものを使うと良いでしょう。
(2)マスク着脱後のスキンケア
外出中に何度かマスクを外すことがあれば、メイクの上から使えるオイルを含んだミストなどの保湿化粧品を使うと肌の乾燥が緩和されます。
水分だけのミストは肌の乾燥が加速する可能性があるので、使わないようにしてください。
外出中に帰宅後にマスクを外した後の乾燥が気になる場合には、すぐにメイクを落として洗顔し、しっかりと保湿ケアを行いましょう。
4.自分でできる「マスク荒れ」対処法
肌がチクチクヒリヒリするのは、肌のバリア機能が低下して敏感になっているからです。肌荒れやニキビ、かぶれなどのトラブルに発展する可能性があるので、早めに対処することが大切です。
刺激の少ない化粧品でしっかり肌の保湿をした後、仕上げにワセリンを薄く塗って肌を保護すると、チクチクヒリヒリ感が和らぎます。肌が敏感になっている時期なので、ワセリンを使用する際には純度の高いプロペトやサンホワイトがおすすめです。
5.「マスク荒れ」がおさまらなければ皮膚科へ
セルフケアしても肌の状態が良くならないときには、酷くなる前に皮膚科を受診するようにしましょう。炎症が酷くなると鎮めるのも時間がかかり、肌が受けるダメージも炎症が進むほど大きくなります。
接触性皮膚炎を起こしてしまった場合には、今まで使用していたものと違う材質のマスクを選んでみるか、皮膚科医に相談するのが良いでしょう。