美肌の秘密は腸活にあり

スキンケアだけに気を取られていませんか？スキンケアも大事だけど、体の中からのケアはおろそかにできません。 内からのケアの一つに、腸活があります。健康だけではなく、美肌にも直結している腸活について解説します。

１．腸と肌の関係

腸活という言葉がありますが、腸内環境をよくするための活動のことですね。 腸内環境が良いと健康になるというのはわかりますが、肌の状態にも深く関わっています。どのようなかかわりがあるのかについて、説明します。

（１）腸の働き
スキンケアは化粧品だけではなく食生活も大事ということがよく言われますが、それは食べ物から得られた栄養で身体が作られるからですね。腸は食べた物の栄養を吸収して、体内に取り込むという重要な働きをしています。 腸が元気に働くためには、腸内環境が良くなくてはなりません。

（２）腸内環境 腸内環境は腸の中に住む微生物のバランスにより決まります。大きく分けると腸内には善玉菌と悪玉菌がいて、善玉菌は免疫力を高め腸の働きを活発にします。 悪玉菌の繁殖を抑える働きもあります。他方悪玉菌は体に有害な物質を作り出し、悪臭の元にもなります。

（３）肌荒れを起こす原因
腸が元気に活動していれば、食べ物から得られる栄養素を体内に取り込み、栄養素が血流に乗って体中に運ばれるのです。 悪玉菌が作り出す有害物質もまた、体内に取り込まれ血流に乗って肌にも運ばれます。悪玉菌が増えてくると、肌荒れを起こしやすくなるのはそのせいです。

２．腸活をしよう

腸活をして、腸内環境を整える重要性はわかっていただけたと思います。 腸内環境を整えるためには、善玉菌を増やす必要があります。善玉菌の代表は乳酸菌で、乳酸菌を腸内で増やすためには乳酸菌そのものを摂取し、 乳酸菌のエサになる水溶性食物繊維とオリゴ糖を食物から摂取するようにします。

女性は便秘に悩む人が多いですが、便秘は悪玉菌を増やす原因になるので放置してはいけません。 不溶性食物繊維は便の量を増やす効果があり、便通がよくなるので、不溶性食物繊維も積極的に摂るようにしましょう。

３．腸活には発酵食品

腸活におすすめなのが発酵食品です。日本の食卓に毎日のように登場する味噌・しょうゆ・ぬか漬けなど、料理好きな人に人気の塩こうじを使った料理や手軽に食べられるヨーグルトやチーズなど、 発酵食品は実に多種類存在するので、食生活に上手く取り入れることができそうです。

毎日、できれば毎食、発酵食品を何か取り入れるとよいですね。 調理の必要のない納豆、キムチ、ヨーグルトなどをいつも冷蔵庫に常備していると、時間がないときにも食べることができます。

毎日お味噌汁を一杯飲むと決めたり、酢やしょうゆを使う料理を一日に1品は用意したりするのもおすすめです。 いろいろ組み合わせて、飽きないように腸活を楽しみましょう。

４．美につながる習慣作り

腸活は特別なことをするのではなく、毎日の食事に取り入れることで比較的簡単に習慣化することができます。 美と健康は短時間で手に入れられるものではなく、一生懸命がんばって得るものでもなく、毎日無理なく継続するものだと思います。

無理しないことが継続につながるので、まずは簡単にできることから始めましょう。