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ちくまる

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いびきをかくのは熟睡している証拠?それ、大きな間違いです。

いびきをかいている人を見ると熟睡しているように見えますよね。
でも実際は、十分な睡眠がとれていないのだそうです。

呼吸が抑制されるため(たしかにいびきって苦しそう)眠りが浅く、たっぷり睡眠時間をとっても熟睡感が得られず、疲労は蓄積されるばかり。

さらには睡眠時無呼吸症候群(SAS)や慢性疾患などを引き起こす可能性さえあると言われています。

なかなか自覚するのが難しい、いびき。
自覚があったとしても、女性であれば「こんなこと、恥ずかしくて誰にも相談できない」と悩んでしまうかもしれません。

そこで今回は、自分でもできる「いびきの対処法」をご紹介したいと思います。

意外と知らない、いびきのメカニズム。

いびきとは、睡眠中に喉や鼻といった「上気道(空気の通り道)」の一部分が狭くなることで、空気が通るときの抵抗が大きくなり、 粘膜を摩擦したり振動したりすることによって音が鳴る現象のこと。

この上気道というのは、肥満やアルコールの摂取、疲労、病気、老化など、さまざまな原因によってより狭くなります。

上気道が狭くなればなるほど、空気抵抗が大きくなり、よりいびきの音も大きくなるというわけです。

生活習慣を見直すことが、最大の対処法です。

◎横を向いて寝る習慣をつけましょう
「横向きで寝るといびきをかかない」というのを聞いたことはありませんか?
それこそ今日からできる、一番簡単な対処法。

仰向けで寝ると重力によって舌が喉の奥へ落ち込みます。
これが上気道を狭くしてしまい、いびきをかきやすくい状態にしてしまうというわけです。

横向きに寝るのが慣れない、時間が経つと仰向けになってしまうという人は、 枕の下に丸めたタオルなどの柔らかいものを置き、傾斜をつけると横向きをキープできます。 ◎肥満気味の方はダイエットをしましょう
太ると、肉眼ではわかりにくい喉の内側にも脂肪がつきます。
これも上気道を狭くする原因となるので、肥満気味の人にはダイエットをおすすめします。

ただ、急激にダイエットをすると体調を崩してしまったり、疲労やストレスからいびきをかきやすくなったりすることもあるので注意が必要です。

いびき改善もダイエットも、健康あってこそ。
無理のないペースで取り組むようにしましょう。 ◎枕やマットレスなどの寝具を変えてみましょう
高すぎる枕だと首が曲がって上気道を狭くしてしまいます。

また、逆に枕の高さが合っていたとしても、柔らかすぎる敷布団やマットレスなどは体が深く沈み込んでしまい、これもまた首が曲がってしまい、上気道を狭くする原因になります。

そもそも首が極端に曲がってしまう寝具では、安眠できるとは言えません。
これを期に自分にピッタリの寝具を見つけてみてはいかがでしょうか。 ◎眠る前の飲酒は控えましょう
「普段はいびきをかかないのに、お酒を飲むといびきをかいてしまう」
という人もいると思います。

それは、アルコールを摂取することによって口の中の筋肉が緩み、
上気道を狭めてしまうから。
普段からいびきをかく人であれば、尚更かきやすくなるということです。

とくに大切な人と過ごす特別な夜は、アルコールは控えた方がいいかもしれません。 その他にも、マウスピース、鼻腔拡張テープ、鼻マスクといった「いびき防止グッズ」を取り入れてみるのもいいと思います。

最近では寝ている間の自分のいびきをチェックできるアプリなんかもあるみたいです。
ただ、いろいろな方法を試してみても一向に改善されない、むしろひどくなったという場合は、すぐに専門医で診察を受けるようにしてください。

深刻な病気になってからでは遅いですからね。
たかが、いびき。されど、いびきです。