
PROMO STAFF
2020年08月21日
夏バテしにくい身体を作る!

毎年「今年こそは夏バテしないぞ!」と決めているのに、夏の終わり頃になるとやっぱりバテてしまうという方は必見です。 夏バテを予防するためには、まずなぜ夏バテをするのかを知ることです。しっかり対策して、暑い夏を乗り切りましょう。
1.夏バテの原因

夏バテの原因は4つあります。それぞれについて解説します。
(1)体内の水分とミネラルの不足
夏は気温が高く、外にいると大量に汗をかきます。汗は大部分が水分ですが、ミネラルも含んでいるので、失われた分のミネラルを適切に補給していないと身体が脱水状態になります。
(2)自律神経の乱れ
夏は室内と外の気温差が大きく、この温度差を行き来することで自律神経が正常に働かなくなります。自律神経は体温や血圧など全身の体調を整える働きをしています。この自律神経が正常に働かなくなると、体調不良を感じるようになります。
(3)寝不足
夜も気温が高く蒸し暑いために、熟睡することができず疲労が蓄積していきます。
(4)栄養不足
気温が高いため、食欲が落ちてしましがちです。
冷たいものを摂りすぎてしまうと、胃腸が弱り、さらに食欲が減退します。食事量が減ることで栄養不足となり、疲労が回復しにくくなります。
2.夏バテ防止対策
夏バテを防止するためには、原因を踏まえたうえで対策をたてる必要があります。
(1)適度な水分とミネラルを補給する
汗には水のほか体内のミネラルが含まれているので、大量に汗をかくと水分だけではなくミネラルも一緒に補給しなければなりません。
体内のミネラルが不足すると、いくら水を飲んでも体内に吸収されず、脱水症状が改善されないのです。
野外で活動するなど、汗を大量にかいた時にはミネラルの補給も忘れず行いましょう。
(2)エアコンの設定温度を下げすぎない
外気温と室内の温度差が大きい程、身体にかかる負担は大きくなります。一日のうち、建物の中と外を何度も行き来すると、体温調整を行う自律神経が疲れてしまうため、体温調整が上手くいかなくなり、夏バテの症状を引き起こします。
夏は外気温と室温との差が5~6℃くらいになるように、エアコンの温度を設定しましょう。
(3)寝る環境を整える
暑い夜は何度も目が覚め、熟睡できないために疲労が翌日に残ります。寝る時にはエアコンや送風機を使って部屋を快適な温度に保ち、冷感素材を使った寝具や氷枕で頭部を冷やすなどして、快適な睡眠ができる工夫をしましょう。
また一日中エアコンにあたっていると、眠れないときがあります。朝、気温が上がる前に適度な運動をしたり、夜には湯船につかってエアコンで冷えた身体を温めたりすると、寝つきがよくなります。
(4)疲労回復にビタミンB1が効く
暑さで疲労がたまったときには、ビタミンB1が効果的です。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えるために働く酵素を助けます。体内のエネルギーが十分にあると、疲労の回復も早くなります。ビタミンB1はウナギや豚肉に多く含まれます。
3.夏バテ予防におすすめの食材

夏は冷たいもの、のど越しの良い物を食べたくなりますが、暑さに負けないためにも身体に必要な栄養素をしっかり摂れる食事が必要です。
疲労回復にはビタミンB1を多く含むウナギや豚肉がおすすめです。夏は豚肉をさっとゆがいて冷まし、きゅうり、レタス、トマトなどの生野菜に混ぜてドレッシングをかけると食べやすいです。
飲み物は糖分を多く含む清涼飲料水よりも、フルーツを食べるようにすると水分とともにビタミン類も補給できます。清涼飲料水ほどではありませんが、フルーツにも糖分が含まれています。また夏のフルーツは身体を冷やすものが多いので、食べ過ぎには注意しましょう。
4.厳しい夏を元気に乗り切ろう

近年の夏は異常な気温上昇が見られ、無理を続けていると夏の後半には疲労がたまり夏バテになります。夏バテの原因を忘れず、室内環境・食生活・睡眠時間に気をつけて元気に夏を乗り切りましょう。